二級建築士【学科】の科目別 感想を書いてみる

記事内に商品プロモーションが含む場合があります

「二級建築士の学科の科目ってどんなのがあるんだろう?実際に合格した人に聞いてみたいな」

こんにちは!くりです。

二級建築士の学科の科目は、大きく分けて4種類。

  • 建築計画
  • 建築法規
  • 建築構造
  • 建築施工

独学で学科を突破したぼくが、それぞれの科目の感想を書いていきます。

この記事は、「二級建築士【学科】の科目別 感想を書いてみる」を書いていきます。

そもそも科目はどんなのがある?

二級建築士の学科の科目は、大きく分けて4種類になります。↓

  • 建築計画
  • 建築法規
  • 建築構造
  • 建築施工

本番では、「建築計画+建築法規」で3時間、「建築構造+建築施工」も3時間で解いていきます。

全問回答するだけなら、それぞれ1時間半以内で終わるかなと。

しかし、それから見直しをすると結局3時間はかかります。

見直しもすぐ終わるほど自信のある方は、時間までぼーっとしていた気がします。

合格点は?

合格するには、

  • 各科目13点以上(基準点)
  • 合計60点以上

をとる必要があります。

合計75点でも、計画が12点だったら不合格。

弱点を作ってはいけない、大変な試験です。

※基準点は、その年の難易度によって変動する場合があります。

それぞれの科目の感想

ここからは、ぼくが実際に思ったそれぞれの科目の感想を書いていきます。

1.建築計画

解きやすい科目。

すべて初見で解いたとき、一番マルが付く可能性が高いでしょう。

たとえば、こんな問題が出てきます。↓

・冬期における北向きの側窓によって得られる室内の照度は、一般に、薄曇りの時より晴天時のほうが高い。

これは”不適当”なので、マークシートを塗りつぶす答えです。

初見ではわからなくても大丈夫。解説を見れば絵が想像しやすいので、理解して覚えやすい気がします。

比較的覚えやすいのが、「建築計画」だと思います。

ただし、ぼく的に、

「分かりやすいけど、舐めてると基準点未満を取りそう」

とすこし怖かったです。

なので勉強の比重を下げることはありませんでした。

関連記事:【独学】二級建築士の勉強方法【計画・構造・施工編】

2.建築法規

特殊な科目。

ほかの科目は暗記すれば解けますが、法規では法令集の持ち込みが可能で、それを見ながら回答します。

つまり文章の暗記は必要ないということ。

けれど、法令集を早く引く必要があるので、(ゆっくりやってると時間切れになる)

たくさんの練習をこなすことが大事です。

初見はまじで難しいというか、めんどくさいです。

長い文章で、漢字も多いのでやる気がでない。

ぼくははじめに法規には手を付けず、他の科目を完璧にしてから、勉強し始めました。

その方がモチベーションを保ちやすかったです。

あとやれば分かりますが、はじめのうちはめちゃくちゃ時間がかかります。

3問とくのに一時間とか。

ぼくも始めたばかりときは、

「法規、まじ無理ゲーじゃね。やばい受からないかも…。」

と絶望してました。

けれど、練習を重ねていくうちにだんだん早くなってきます。さらに暗記科目ではないので、安定して高得点をとることができます。

法規は練習あるのみ、です。

関連記事:【独学】二級建築士の勉強方法【法規編】

3.建築構造

構造では、計算問題があります。

例年、はじめの6問は計算問題で、苦手とする人が多くいます。

ぼくは計算が得意だったので、5,6点は稼げると安心している科目でした。

※元々計算は超苦手。(懐かしい記憶をたどると、センター数学 4点とかとってました)

けれど、めちゃくちゃ勉強したら得意になりました。

アドバイスをすれば、解説を理解しながら丸写しすること

7周くらい丸写しすると、だんだんと分かってきます。

2,3回解いて、「え、全然わからない、まじ向いてないかも…」と思わないでください。2,3回程度でできるようになったら、ただの天才です。天才じゃないなら、繰り返しやるしか方法はありません。

詳しくは、二級建築士の構造にある「計算問題」の勉強法【苦手なりのやり方】でまとめています。

計算問題以降は、暗記です。

例えば、こんな問題。↓

・木材の熱伝導率は、一般に、鋼材の熱伝導率に比べて小さい。

このような「建築の材料」に関する問いがよくでてきます。(これ↑は○の選択肢)

構造はすぐ分かる簡単なものや、よくわからない難しいものまで、幅広く問われている科目だと思いました。

とはいえ、計算部分を解けるようにならないと厳しいものがあります。

計算を捨てると、19問中13問以上も正解しないといけません。

オススメなのは計算問題を必ず解けるようすること。

「5点はゼッタイ稼げる」という状態にすれば、足を引っ張る科目にはならないでしょう。

4.建築施工

施工も暗記です。

しかし、暗記する内容が小さすぎて、記憶に留めるのが難しいです。

ぼくが一番苦手としていた科目でした。

たとえば、こんな問題。↓

・耐火目地材を充塡する必要がなかったので、ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地幅は、5mmとした。

これは”不適当”です。5mmではなく、10mmにしなくてはいけません。

このような、

「何ミリでもよくね?」(よくない)

みたいな問題がよく出てきます。

この細かな数字に惑わされて、本番は ”15点” とぎりぎりの点数しか取れませんでした。

ぼくが法規以外の科目それぞれにかけた勉強時間は大差ありませんでしたが、今考えると、「建築施工」にもっと時間を費やすべきだったと思います。

まとめ

この記事は、「二級建築士【学科】の科目別 感想を書いてみる」を書きました。

それぞれの科目には、個性があります。

けれど練習方法はただ一つ、過去問を繰り返しとくことです。

自分のペースを保ちつつ、レベルアップを目指しましょう。

以上です。

関連記事▼

【独学】二級建築士の勉強方法【計画・構造・施工編】

【独学】二級建築士の勉強方法【法規編】

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です