こんにちは!二級建築士合格者のくりです。
二級建築士試験で、最大の難所となる「製図試験」。
ぼくは独学で挑戦しましたが、1年目は落ちましたし2年目も大変苦労したので、ふつうに無理せず資格学校や通信講座を利用したほうが良いです。
もし落ちてしまうと、休日を製図で占める受験生活が再スタートしてしまいます。さらにもう一度受験費を払うことに。ぼくは経験者ですが、あのときはリアルに絶望しました…笑。
この危機を避けるためにも、受験の専門家の力を借りて、必ず来年合格したいところです。
とはいえ、
- 近くに資格学校がない
- 通学は面倒だし、時間がもったいない
- 金銭的な余裕がそこまでない
と思う方は、格安かつ家で学習できる通信講座がおすすめです。
ここでは、二級建築士「製図」通信講座の
選び方、おすすめ5選、注意点
をまとめています。
二級建築士を受けていない人がまとめた記事ではなく、合格者が経験をふくめ書いているので参考になると思います。

ちなみに、
「もう選ぶのめんどくさいから結論だけ教えて~~!早く製図の練習がしたいっ!!」
という方へ、ハウジングインテリアカレッジをおすすめします。
40年も続く老舗の資格学校による通信講座で、料金も比較的リーズナブル、コスパ最強の通信講座になります。ここを選べば間違いないです。↓
この記事は、「【合格者が選ぶ】二級建築士「製図だけ」の通信講座おすすめ5選」を書いていきます。
目次
二級建築士「製図」通信講座の選び方

通信講座の選び方は、以下の通りです。
※「合格率」も参考になりますが、各社が独自の基準を設けているところが多いです。その場合は数値が操作できてしまうので、あまり重視しない方が良いなと。
1. 添削枚数を確認しよう
製図の通信講座でいちばん大切なことは、添削です。
通信講座には、基礎講座があります。
二級建築士製図の基礎を教えてくれるものですが、それぞれ大きな差はなく、どれもちゃんと基礎を学べるでしょう。
しかし、添削は大きな違いが出てきます。
- 丁寧に添削してくれるか
- 何枚添削してくれるか
をしっかり確認する必要があります。
個人的に、「丁寧に添削してくれるか」は、公式サイトで添削画像を載せている方が信用できるなと。
そして添削枚数ですが、多すぎても復習しきれないので、5枚前後がおすすめです。
ただ学科と平行する方や、学科免除でライバルより長い期間練習できる方は、10枚前後がおすすめ。
2. 価格を確認しよう
大手資格学校では、通学の製図コースが50万円前後します。
しかし、通信講座なら10~20万円ほどです。
分割払いもできるところが多いので、しっかり確認しておきましょう。
二級建築士に合格→転職成功→資格手当月2万円といけば、一年以内に費用が回収できますね。さらに年収もアップです。
3. 質問できるか確認しよう
二級建築士の製図では、分からないところが沢山出てきます。
- この太線はなんの意味があるんだろう?
- ここに点線があるのはなぜ?
こんな時に、質問できる環境が必要です。
通信講座には質問できたりできなかったりするので、要チェック項目です。
また、質問できる通信講座を受けていれば、分からないことがあってもメールを送れば教えてくれる安心感を持てます。
なので、心に余裕を持ちつつ製図に励むことができます。
できれば質問のできる通信講座を選びたいところです。
二級建築士「製図」通信講座おすすめ5選
ここからは、二級建築士 製図の通信講座おすすめ5選を紹介します。
種類別に分けています。
コスパ最強が良い方:ハウジングインテリアカレッジ
大手資格学校が良い方:日建学院、TAC
たくさん添削して貰いたい方:全日本建築士会、名古屋建築資格学院
比較表はこちら。↓
名前 | 添削枚数 | 税込み価格 | 質問 |
---|---|---|---|
ハウジングインテリアカレッジ | 121,000円(分割OK) | メール24hOK | |
日建学院 | 3枚 | 143,000円(分割NG) | 記載なし(おそらく不可) |
TAC | 4枚 | 143,000円(分割OK) | メール24hOK |
全日本建築士会 | 10枚 | 144,000円(分割OK) | メール24hOK |
名古屋建築資格学院 | 10枚 | 159,800円 | 記載なし |
コスパ最強が良い方はこちら
ハウジングインテリアカレッジ
確認ポイント | ハウジングインテリアカレッジ |
---|---|
1. 添削枚数 | |
2. 価格 | 税込121,000円(分割OK) |
3. 質問 | メール24時間OK |
1983年に創業した、広島の老舗資格学校「ハウジングインテリアカレッジ」。
インテリアコーディネーターと二級建築士に特化しています。
この講座を簡単にまとめると、
- 17本の動画&テキストで基礎を学び、
- トレース課題で書き方を覚え、
- 添削課題+模擬を解き、合格できる製図を目指す
という流れです。
添削は6課題と丁度よい枚数で、復習もばっちりできます。
※追記:通常は6課題ですが、今現在申し込むと、
- 2024年6月の課題発表前までの6課題
- 課題発表後の6課題
の合計12課題も添削してくれます。(コスパ最強すぎです…!)
初心者向けにトレース課題があることもグッド。
個人的に合格した経験から、
二級建築士の製図でトレース(図面を書き写す練習)が最も重要
だと思っています。
この通信講座では、わざわざトレース専用の課題が用意されているので、製図初心者のやるべきことをしっかり分かっているなと。
あと単純に、一番安い通信講座になります。
さらに分割払いもできるので、費用を抑えたい方におすすめです。
そして、教育訓練給付金にも対応しています。
簡単に言うと1年以上お勤めしている方に受講料の20%を支給してくれるもの。条件などもあるので、詳しくはハウジングインテリアカレッジの「教育訓練給付金について」をご覧ください。
あまり知名度がないのは不安になりますが、二級建築士通信講座は20年も続いている歴史と実績があるので、心配する必要はないなと。
また、合格者の声が顔写真付きで載っているのも安心できます。
さらに質問もメールで24時間受け付けています。
分からないことや理解できない点をメールで送れば、何度でも答えてくれます。(一日1質問まで)
比較的リーズナブルな料金なので削られてもおかしくないサービスですが、ハウジングインテリアカレッジはそこまでしっかりとサポートしてくれます。
至れり尽くせりの通信講座です。
「とにかく通信講座選びで失敗したくない!」
という方に、非常におすすめです。
大手資格学校が良い方はこちら
日建学院

確認要項 | 日建学院 |
---|---|
1. 添削枚数 | 3枚 |
2. 価格 | 税込143,000円(分割NG) |
3. 質問 | 記載なし(おそらく不可) |
日建学院の「2級建築士設計製図Webコース」。
日建学院が作成したオリジナル教材と映像で、基礎を学びます。
当年度に合わせた内容の課題が5つあり、その内3課題を添削してもらいます。
添削枚数が少なく、ちょっとコスパ悪め。ただ大手の通信講座を受けて安心したい方におすすめです。
TAC

確認要項 | TAC |
---|---|
1. 添削枚数 | 4枚 |
2. 価格 | 税込143,000円(分割OK) |
3. 質問 | メール24時間OK |
TACの「二級建築士 設計製図本科生」。
全8回の講義で基本を学び、10課題を使い合格を目指します。
添削は4枚とちょっと少なめですが、復習をバッチリできます。
この講座も教育訓練給付制度の対象です。
TACの特徴は、webコース受講生でもTACの空き教室を自由に使えること。
会社近くにTACがあれば、帰りに教室で自習ができます。(TACの校舎一覧)
たくさん添削して貰いたい方はこちら
全日本建築士会

確認要項 | 全日本建築士会 |
---|---|
1. 添削枚数 | 10枚 |
2. 価格 | 税込144,000円(分割OK) |
3. 質問 | メール24時間OK |
全日本建築士会の「二級建築士 製図通信講座」。
元国土交通省室長監修の高品質・高実績の講座で学習します。
添削枚数はなんと10枚。多くの添削をしてもらい方におすすめです。
スマホに対応していない公式サイトは少々不安になりますが、老舗という良さがあるのかなと。
名古屋建築資格学院

確認要項 | 名古屋建築資格学院 |
---|---|
1. 添削枚数 | 10枚 |
2. 価格 | 税込159,800円 |
3. 質問 | 記載なし |
名古屋建築資格学院の「2級建築士設計製図試験対策」。
ZOOMを使い生放送で学ぶ、LIVEの通信講座です。
もちろん録画も見ることができます。
添削枚数は10枚と多く、メールにて添削が返ってくるスピーディーさも。
他の生徒の添削をネットで見れるので、いろいろな情報を詰め込みたい方におすすめです。
二級建築士「製図」通信講座の注意点
最後に、通信講座の注意点をご紹介します。

二級建築士 製図の通信講座で、注意点が一つあります。
それは、
家でしか製図できない
ことです。
本番では、試験会場で製図をすることになります。
なので家以外で製図をする機会がないと、当日いらない緊張をしてしまいます。
そこでオススメなのは、模試を受けること。
模試を受ければ、
- 大きな平行定規を持っての移動
- 会場の雰囲気
- 試験「6時間」の使い方
などが分かります。
通信講座と模試を組み合わせると、合格率がぐぐっと上がるでしょう。
現地開催の模試は、日建学院のみが行っています。ぼくもこの模試を受けました。↓
関連記事:二級建築士の製図「模試」を受けるメリット3つ【必ず受けよう】
二級建築士「製図」通信講座おすすめ5選 まとめ
この記事は、「【合格者が選ぶ】二級建築士「製図だけ」の通信講座おすすめ5選」を書きました。
二級建築士の製図は、難しいです。
何が正解でなにが不正解なのかが分からないのが、一番しんどいです。
そんな時に、通信講座を利用して最短で合格してください。
もし迷ったら、ハウジングインテリアカレッジを選べば間違いないです。
製図初心者向けのトレース課題があり、添削枚数もちょうど良く、料金も一番安いので。
以上です。応援しています!
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